「初恋の悪魔」土曜夜10時日本テレビ 脚本/坂元裕二 出演/林遣都 中野太賀 松岡茉優 柄本佑 なんというか、奇想天外な刑事ドラマ。ミステリアスコメディ。 上記4人は、殺人事件の捜査に加わることのできない刑事と警察職員。摘木(松岡)は元県警捜査一課…
2022年7月〜9月夏ドラマが始まった。 私が視聴を続けているドラマは以下です。 「競争の番人」月曜夜9時フジテレビ 出演/杏 坂口健太郎 小池栄子 大倉孝二 加藤清史郎 寺島しのぶ 公正取引委員会を舞台に、下請けいじめとも言える優越的地位の乱用など、企…
こういうことって意外とある。 つまり、シンクロニシティ。 映画「君は永遠にそいつらより若い」を観た。WOWOWのプログラムガイドを眺めていて、もしかしてこれ面白いかな、と思って録画しておいたのだった。 そして、その原作小説があることを知った。さら…
ここ最近、ますます強く確信していることがある。 「名称」だ。 あるグループや団体、組織、活動などなどの名称を見たときに、直感的に嫌な感じ、気味の悪さを感じるものは、のちのち「やっぱり」ということが、100%とは言わないが、ほとんどだ。 名称とは…
あるテレビ番組を観た。とても偶然な瞬間だった。普段はそんな時間帯にそんな番組を観ない。それは、車夫を目指すある青年のドキュメンタリーだった。研修期間はすでに4ヶ月、卒業検定もすでに8回落ちている。それほど合格しないのは、研修生の間でも最長ク…
「ソーシャル二日酔い」というワードと症状が、少し前(2022年4月上旬ごろ)にメディアでにわかに取り上げられていた。 それほど多くのメディアに広がったり、大きくフォーカスされていたわけでもなかったようなので、ものすごく話題になったという印象でも…
例によって例のごとく、私が楽しんだドラマは視聴率順位のトップ10に入っていない。いや「マイファミリー」と「元彼の遺言状」は入っていた。どちらも最終回へ向かって視聴率が上がっていった。 2022年4〜6月のドラマ、私が視聴したのは以下である。 「元彼…
20代の男性のおよそ7割、女性のおよそ5割が配偶者、恋人がいない、という内閣府の調査が出た。デート経験がないのも男性4割、女性2〜3割、だそうだ。 人を好きになることがないのか、それとも好きになっても諦めてしまうのか、それとも故意に好きになら…
「還暦のシンデレラガール」 竹原芳子(どんぐり)著 サンマーク出版 58歳で映画「カメラを止めるな!」に出演。その名前と小柄でスリムな体型に独特のおかっぱ頭が全国に知れ渡った竹原芳子。 2022年5月、カンヌ映画祭の会場にいる竹原の姿を報道で目撃した…
観光バスは、さまざまな場面で活躍する。 旅行は当たり前だが、スポーツ選手を運んだり、事件や事故の関係者を乗せて現地へ行ったりもする。 COVID19パンデミックのなかで、観光バスは痛手を受けた。もちろん大変だったのは観光業界だけではない。が、今日は…
ロシアのウクライナ侵攻。 21世紀にこんな分かりやすい悪事がまかり通るんだ、というか、ロシアは平気でこんなことするんだ、と驚いているわけだが、でも、同様のことは他のところでもすでに起こってきた、起こっているわけで、それを私たちは見過ごしてきた…
息子がエゴン・シーレの画集を購入した。 買おうかなぁ、と息子が迷っていたとき、もうちょっと良く考えたほうがいいんじゃないの、と私は言っていた。なぜなら、私としては嫌いではないのだが好きでもないし、美術書にありがちのけっこうなお値段なので。 …
「カムカムエヴリバディ」 NHK2021年後期朝ドラ(2021年11月〜2022年4月) 脚本/藤本有紀 出演/上白石萌音 深津絵里 川栄李奈 オダギリジョー他 野暮なことをした。 安子とるいとひなたを占ってみた。 だから何なんだって話だが、生年月日がしっかり分かっ…
JR東海のCM。 鈴木亮平が奈良を訪れる。東大寺大仏殿や鹿とのふれあいなど、奈良の観光を満喫している映像が流れる。 世界遺産検定1級の鈴木亮平には、適任のCMだ。 ところが、息子がこんなことをつぶやいた。 「これって全部妄想じゃない?」 そうなのだ。…
〜〜〜〜〜⚾ エンゼルスの大谷選手の笑顔について。 2022年5月10日(日本時間)のエンゼルス✕レイズ。大谷は、2打席連続ホームラン。そのうちの1打は満塁ホームランだった。日米通じて満塁ホームランは初めてだったそうだ。今年に入ってからあまり調子良く…
「カムカムエヴリバディ」 NHK2021年後期朝ドラ(2021年11月〜2022年4月) 脚本/藤本有紀 出演/上白石萌音 深津絵里 川栄李奈 オダギリジョー他 若い時に自分がしたこと、してしまったことをひどく後悔している2人がいる。 雪衣(岡田結実/多岐川裕美)…
「カムカムエヴリバディ」 NHK2021年後期朝ドラ(2021年11月〜2022年4月) 脚本/藤本有紀 出演/上白石萌音 深津絵里 川栄李奈 オダギリジョー他 このドラマけっこうコメディ入っているのに、どうして主題歌がこんなに悲しいメロディなんだろうと、ドラマの…
早稲田大学「デジタル時代のマーケティング総合講座」で、吉野家の常務取締役による不適切な発言があった。社会人向けの講座だそうで、3ヶ月半で385,000円。講義時間としては80時間だそうなので、1時間5,000円弱。全体としてはお安くないが、時間単位でみる…
「となりのチカラ」 テレビ朝日 2022年1月〜3月 脚本/遊川和彦 主演/松本潤 ここのところ記事を更新しておらず、「となりのチカラ」の記事が連続投稿となってしまったのが不甲斐ないのだが、いささか体調を崩しておりました、というのを言い訳のひとつにさ…
「となりのチカラ」 テレビ朝日 木曜よる9時(2022年1月〜3月) 脚本/遊川和彦 出演/松本潤 上戸彩 小沢征爾 清水尋也 浅野和之 風吹ジュン 松嶋菜々子 他 私が気に入って高く評価するテレビドラマ(ドラマに限らずあらゆるテレビ番組がそうなのだが)は、…
『世界は「使われなかった人生」であふれてる』 沢木耕太郎著/暮しの手帖 私が思うところの「ありえたかもしれない人生」が分かりやすく描かれていた直近(2022年2月現在)の日本のドラマは、「天国と地獄〜サイコな2人〜」ではないだろうか。TBS「日曜劇…
『世界は「使われなかった人生」であふれてる』 沢木耕太郎著/暮しの手帖社 ①では、この書物の冒頭部分を引用しながら、「使われなかった人生」「ありえたかもしれない人生」についてあれこれ考えてみた。 そもそも私は、この本を読んで期待外れ感を否めな…
『世界は「使われなかった人生」であふれてる』 沢木耕太郎著/暮しの手帖社 これは「暮しの手帖」に連載中の映画評論から三十編を選び、前後に映画にまつわるエッセイを配して一冊にしたものである。 (「あとがき」P285) 人生についての考察や、著者の本…
興味深いドラマ。久しぶりに民放テレビドラマを取り上げる。 もう終わっちゃうの?続きが観たい!と思わせてくれる民放のドラマはどのくらぶりだろう。 「ミステリと言う勿れ」フジテレビ 月曜日夜9時 脚本/相沢友子 原作コミック/田村由美 出演/菅田将暉…
さて、人生回収(総括 統合)についてここまで随想してきた私はこう思った。 たいていのネガティブ記憶は「相手のせいにしちゃおう」「あの人がいけなかったんだと解釈しよう」と。私の場合とくに、本音と建前というものを上手に使い分けることができない性…
NHK朝ドラ「おかえりモネ」(2021年前期) 脚本/安達奈緒子 出演/清原果耶 蒔田彩珠 坂口健太郎 内野聖陽 鈴木京香 他 「第21週(101話〜105話)胸に秘めた思い」では、前の記事で紹介した70歳の女性相談者さん(医師からすれば患者さん)と似通った打ち明…
河合隼雄の『「老いる」とはどういうことか』という著書のなかに、「秘密の功罪」というタイトルのコラムがある。とても興味深いので、長くなるが引用する。 河合はまず、名古屋で精神科を開業している大橋一恵という医師が、老年期について論じているなかの…
2021年。 すでに risakoyu.hatenablog.com この記事で振り返りましたが、別の視点で振り返っておこうと思いました。 昨年に引き続きコロナパンデミックのなかでの一年でした。この2年の間、季節の移り変わりや年月の経過がうまく体感できていないように思い…
「秘密」というのはどこに存在しているかというと「過去」である。すなわち「思い出」「記憶」のなかだ。 「秘密」などと言うといささか大げさに聞こえるので、単に「思い出」と言えばそれで済むかもしれない。 『「老いの哲学(3)」人生の終わりの厄介な恋…
『「老い」の哲学〈+α〉人生の回収』を書いていたら、なんともどう解釈したらよいのか分からない出来事にぶち当たってしまった。 これはいったいなんなんだろう? 具体的に書くことはできない。なぜならあまりにもリアルで多くの日本人が知り得ているであろ…