ねことんぼプロムナード

新しいルネサンスの小径

「らしさ」の哲学

「らしさ」の哲学(9)〜そもそも「優秀」ってなんだ?〜

「努力は報われる」に違和感を覚えたことから始まった『「らしさ」の哲学』。 もうひとつここで、ここ数年でとても気にかかっているワードがある。 「優秀な人」「優秀な人材」だ。 そもそも「人材」という極めて資本主義的ワードにも嫌悪するのだが、ここで…

「らしさ」の哲学(8)〜タロットカードとコナトゥス②〜持って生まれたあなたのカード〜

人間には「本来の自分であろうとする力」があり、本来の自分とは別のことをさせられているときには「本来の自分に戻ろうとする力」が働く 、ということをスピノザ哲学から考察してきた。 「らしさ」について、『「らしさ」の哲学(1)〜(6)』を通してあれ…

「らしさ」の哲学(7)〜タロットカードとコナトゥス①〜No11「力」カード〜

私はタロット占い師なので、ここでタロットカードから見た「らしさ」について、稚拙ながら書いておきたいと思います。 タロットカードは全部で78枚。大アルカナカード22枚、小アルカナカード56枚。 小アルカナカードは、4組のスートからなっていて、その構成…

「らしさ」の哲学(6)〜スピノザのコナトゥス⑤〜バシャールのワクワク〜コジコジはコジコジだよ〜

「引き寄せたいものを遠ざけるのをやめる方法」についてナオキマンが尋ねると、 本当の自分と合致していない波動にしがみつくのをやめればいいのです。 (「バシャール×ナオキマンショー」P267) とバシャールは答えている。 これは「コナトゥス」のことでは…

「らしさ」の哲学(5)〜スピノザのコナトゥス④〜「らしさ」の総括分類と「悪魔カード」〜

ここまで見てきた「らしさ」の二極性。 そしてそこには、その中間点もあるということが分かりました。 「〇〇らしさ」とは ①学者たちが忌避する外側からの圧力、強制、レッテル。 ②周囲の目、世間体を気にしすぎることによる自己喪失。 ③本当の自分 ありのま…

「らしさ」の哲学(4)〜スピノザのコナトゥス③〜農耕馬と競走馬〜

「努力は報われるのか」からはじまって「〇〇らしさ」「自分らしさ」と、ざっくりとではあるが述べてきた。 それぞれについて探究しなければならないことは尽きないが、詳しく掘り下げているといつまでたっても「コナトゥス」にたどり着かないので、今回のテ…

「らしさ」の哲学(3)〜スピノザのコナトゥス②〜「自分らしさ」とは〜

私たちは「らしさ」の強要、強制圧力を受けている、そのような教育を子供のころから受けているらしいということについて、内田樹、永田和宏の著書を参考にして(2)で言及した。 一方でその「らしさ」についての考え方が、どうも私が思ってきたものと違うよ…

「らしさ」の哲学(2)〜スピノザのコナトゥス①〜「〇〇らしさ」というタコツボ〜

『これってスピノザが言うところの「コナトゥス」じゃない?と思った』と(1)の最後に書いた。 「コナトゥスconatus」とはラテン語。スピノザの有名な概念、だそうだ。 あえて日本語に訳せば「努力」となってしまうのですが、これは頑張って何かをするとい…

「らしさ」の哲学(1)〜努力は報われるのか〜

「努力は必ず報われるんだなっていうふうに思いました」 あるスポーツ選手がそう言った。なんだか違和感を覚えた。その人の背景には様々ある。が、個人がどうのこうのではない。 時代背景なのだと思う。この発言にとてもひっかかってしまった。そして虚しく…