2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧
著者の最首悟(さいしゅさとる)と語らう中高生たちの思考力の深さ、高さに驚く。 「能力で人を分けなくなる日 いのちと価値のあいだ」 最首悟(さいしゅさとる) 創元社 シリーズ「あいだで考える」 最首悟さんの4番目の子どもの星子さんはダウン症と重度の…
どんどんぶっこんでくるすごさ。 「貞女は二夫に見えず?」(ていじょはじふにまみえず) 貞操堅固な女は二人の夫を持つことをしない。貞女は再婚しないことをいう。 貞婦は両夫に見えず。 (コトバンク) なるほど。第21週では、寅子の再婚について、さまざ…
東京オリンピックから実施された種目。 私自身は東京の時点では、実は全く知らなかった。 今回のパリで、たまたまテレビで目にしたところ、とても面白くてはまってしまいました。特に、森秋彩選手(秋彩と書いて「あい」)の健気さと力強さにぐぐっと惹き込…
さぁ、いよいよ東京へ帰ってきた。 ライアン(沢村一樹)、多岐川(滝藤賢一)の笑顔が懐かしい。 なんていうか、新潟ではホラーめいた出来事もあったので、この帰京はなんだか嬉しい。ライアンと多岐川の思いっきりの笑顔が安堵感を、視聴者にも、与えてく…
①から続く。 さて、ローラのスピーチである。 『「笑っていいとも!」とその時代』 太田省一著 集英社新書 ローラのタモリへ向けたメッセージが、なんだか良かった。ローラは大声で泣きながらメッセージを読みあげた。あのたどたどしい(?)日本語で。そし…
この週の大きなテーマは2つ。 スティーヴン・キングばりのホラーと、結婚・恋愛エピソード。 「悪女の賢者ぶり?」 悪女が、表面的に賢く善良な女を演じること。 「悪女の賢者ぶり」は、心に悪意を持つ女性が、表面的には賢者のような知識や態度を装うこと…
お陰様で、録画していた「笑っていいとも!」を観ることができた。 『「笑っていいとも!」とその時代』 太田省一著 集英社新書 著者は本の最後でこう訴えかける。 だから私には、単なる懐古気分からだけなく、『いいとも!』にもう一度きちんと目を向けるこ…
差別問題と戦争問題という、かなり厳しい内容の週だった。 すみません。今週も語ります。 「七人の子は生すとも女に心許すな?」 身内でも裏切ることがあり身を滅ぼすことがあるから、長年連れ添った妻でも気を許すなということ。 たとえ長い間一緒にいて、…
ものすごく真っ直ぐな本だった。 「コロナ禍と出会い直す」 磯野真穂 柏書房 前回の読書エッセイ「急に具合が悪くなる」(宮野真生子 磯野真穂/晶文社)でも書いたが、磯野真穂の著書はすでに「他者と生きる」(集英社新書)を読んでいた。ところが「急に具…