ねことんぼプロムナード

新しいルネサンスの小径

2020年冬ドラマあれこれ「ケイジとケンジ」「病室で念仏を唱えないでください」「グッド・ファイト」他

先に「テセウスの船」について書いた。

このドラマ以外はさほど取り上げるまでもないのであるが、ちょこっとあげておく。

 

良いものから。

 

 「グッド・ファイト」アメリカ NHK総合日曜夜10時

「グッド・ワイフ」のスピンオフ。

「グッド・ワイフ」よりぜんぜん面白い。「グッド・ワイフ」は途中で観るをやめてしまったが、こちらは非常に面白く、アマゾンプライムで配信されているので、シーズン1は一気に観て、現在シーズン2を視聴中。差別問題などアメリカの今が見えてくるがっつり社会派ドラマ。

2〜3年前の話ではなく、まったく渦中。トランプに投票したのかしてないのか、誰に寄付したのか、という対話が頻繁に出てきておかしい。日本にはできないな、とちょっと寂しく思うと同時に、日本のドラマ制作も「率直に」取り組まないとどんどんレベルが下がるだろうと、私にも予測できるところが怖い。

「グッド・ワイフ」は日本でもリメイクされていたが、「グッド・ファイト」は社会背景的にリメイクできるかどうか。同じように社会性を大きく背景に持っていた「コールド・ケース」は巧みに日本社会に置き換えてリメイクされていたので、有能なスタッフが集まればもしかしたらできるかもしれない。ちょっとコメディが入っているので、うまくつくれば視聴率は取れると思う。でも、トランプみたいにアベの名前は出せないだろうけど。それと、ジャニーズなどのタレント頼みは望まない。

ちなみに、オープニングの映像とバロック調の音楽がカッコよく、そして上品だ。

それにしても、あちらのセレブ弁護士たちは、すっごい家に住んでるんだなぁ。

 

「心の傷を癒やすということ」NHK土曜夜9時 全4話

すでに終了しているが、良質なドラマだったので取り上げておく。

阪神大震災のときに、被災者の「心の治療」に初めて取り組んだ医師、安克昌の実話に基づくドラマ。

安先生を演じる柄本佑が、本人にそっくり。ここまで寄せることができるとは、柄本の役者ぶりにあらためて驚く。

阪神大震災から25年経った今では、精神科医心療内科医によるカウンセリング治療は当たり前となっている。が、当時はまだ全く一般的ではなかった、ということをこのドラマによってあらためて知ることができた。ドラマのなかでは、苦しんでいるのにもかかわらず、精神科にかかったなんて知られたらヤバイと言う人もいた。

そう言えば、いまでこそ「ウツ」病で会社を休んで(その要因はハラスメントだったりするわけで、それは何十年も前からあったのにただひたすら被害者たちは耐えてきた。ウツだと言えば、やる気がないだけだとうそぶく上司や同僚すらいる。それはいまだにある)心療内科を受診するということが普通になっているが、確かにここ20年くらいのことだ。

診療内科、カウンセリングを身近なものにする、その草分け的医師が安先生だった。

静かな静かな安先生の姿が、人に落ち着きを与えてくれるのだろうと、ドラマを観ながら想像した。

 

「捜査会議はリビングで おかわり」NHKBS日曜夜10時

これはシーズン1も楽しく観たので、今回もこれから楽しみに観る予定(録画しているが未視聴)。

昔のNHK少年ドラマのような安心したなんということのないゆるやかな面白みがある。「心を癒やすということ」もそうだが、民放ではつくれないタイプのドラマだと思う。

ちなみに交番の警察官役は松下洸平だったのだが、今シーズンでは怪我で入院中の設定。現在「スカーレット」に出演中だからか。残念。

 

「コキタ兄弟と四苦八苦」テレビ東京金曜深夜0時12分

古舘寛治滝藤賢一芳根京子の3人がいい。

ほんわか系でバカバカしい、けれども各回のゲストを通して、どこか人生の深みを物語ってくれている。

 

 「ケイジとケンジ」テレビ朝日木曜夜9時

東出昌大は降板せず続いている。なかなか面白い脚本なだけに残念だ。昔はよく途中から俳優交代というのはあった。私は個人的は降板してほしい。「ごちそうさん」大好きだったのに。

 

「病室で念仏を唱えないでください」TBS金曜夜10時

唐田えりかが出番は少ないがレギュラー出演していたので、予想に反して面白い脚本なのに観たい気持ちが半減していたのだが、こちらは降板(自粛?)となり、気持ち良く視聴できている。全く違和感ないので、特に必要な役ではなかったようだ。松本穂香により多く焦点があたって良いドラマになっている。

 

「アライブ」「トップナイフ」は、

視聴できればする、という程度。

 

「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う」

日本テレビ日曜夜10時30分

これはとてもとても残念でならない。つまらないからだ。

清野菜名横浜流星という、私としては注目している俳優2人。しかも、清野にいたってはようやく念願叶って(いつの日かのためにずっと訓練してきたらしい)のアクションシーンがある、ということで楽しみにしていたのに。

全くハマることができず、視聴をやめた。 

 

 最後に、これから絶対楽しみに観るドラマ。

「キャッスルロック2」WOWOW

シーズン1とは全く別のストーリー。

主人公は「ミザリー」のアニー。若いけれど昔の話ではない。現代。

また解決のつかないまま終わるのかな。

これを日本でリメイクするとしたら、アニー役は市川実日子だな、と思いながら観ている。役者が似ているだけかも。

 

全体的に医療ものと犯罪もので占められている今シーズン。

恋愛ドラマもあるがこれも病院が舞台だ。ということよりもこの恋愛ドラマ、私には全く魅力がない。

 

なんだか、前シーズン2019秋ドラマの「同期のサクラ」と「G線上のあなたと私」が懐かしい。

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