ねことんぼプロムナード

タロット占い師のetc

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「ウルトラセブン」〜そのユマニスム〜

脚本家の上原正三が亡くなった、というニュースがあった。 ウルトラセブンについて、そのストーリーの精神性と社会性の高さについて語る文化人たちも多い。 私自身、いつ頃からそう思ったのか定かではないが気づくと、「ウルトラセブン」はとても「哲学的」…

ストリート占い師の冬 その2〜続・相談者さんのお心遣い〜

チップをくださる相談者さんもいる。 常連さんにも、一見さんにも。 冬はとくにこう言われる。 「ストリート占い師MaKoTo」 ©2020kinirobotti 夏は、冷たいものでも飲んでください、と言われる。 日本にはチップの習慣はないが、この仕事では、占いや占い師…

グレタ・トゥンベリとお偉いさんたちの関係を「やりすぎ都市伝説」から考えてみた〜異星人と地球人の関係に似ている〜

子どもは怖い、残酷だ、と誰かが言ったり書いたりしているのを見たり聞いたりしたことのある人は多いのではないでしょうか。 いいえ、子どもは怖いわけでも残酷なわけでもありません。ただ正直なだけです。本当のことを言ってしまうだけです。 つまり、残酷…

「毒親介護」〜占い師の感想〜

こんなドラマのようなことが本当にあるとは… 「毒親介護」 石川結貴/文春新書 介護問題は子育て問題と深い関係があるのだな、と思った。 ひとつは、精神的にも肉体的にも、たったひとりの能力許容範囲を越えている、という意味で。 もうひとつは、毒親とそ…

図書館の貸出評は空想の宝庫〜森有正「バビロンの流れのほとりにて」〜

森有正の「バビロンの流れのほとりにて」「砂漠に向かって」を図書館で借りた。 昭和43年と45年が初版第一刷の書物だ。 森有正の名前には記憶があった。 森有正が翻訳したアランの「わが思索のあと」を持っているからだ。 けれども恥ずかしながら、私はこの…

ストリート占い師の冬 その1〜相談者さんのお心遣い〜

ストリート占い師の冬は極寒。 けれども、相談者さんのお心遣いは何よりも温かい。 「ストリート占い師MaKoTo」 ©2020kinirobotti ビルのオーナーがケチで、壊れた空調を修理してくれず、ここで仕事をした最後の2〜3年の夏と冬はしんどかった。 電気ストーブ…